2010年12月23日木曜日

日本て大丈夫なのかな、とたまに思う。

湯浅誠が語る、広がる貧困と結婚できない人の関係
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1447385&media_id=40

mixiでこんなニュースが見れたことに、mixiに対して「なかなかやるじゃないか」と見直した。

それはいいとして、上の記事の一部に

「30代になっても結婚できず親と暮らすことを強制される」、というような文章がある。

これに対して、個人的に意見すると、

そりゃ結婚して自分の家庭もてたらいいのかもしれんけど、
働き始めて勤務地が遠くて親とはなれて、結婚して家庭もって、
毎日忙しく働いて、実家にも帰ることが無くなって、
親との関係が疎遠になるよりはだいぶマシじゃないかな。

と思う。

親に頼ることってそんなに悪いことなのか?と最近思う。
人に頼ることや親に頼ることはよくないこと、、、
自立して自分で家族や生活を養っていくことは大切、、、

後者が大切なのは分かるけど、それは養っていくという条件をクリアしてる場合で、

養っていけない、生活できない場合は頼るのは当然じゃないかと。
それを嫌がること自体に疑問を感じる。

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今フィリピンにいるんで、どうしても比較してみてしまうけど、

フィリピンでは家族間、親戚間の関係が強い。その背景には、仕事が無い、収入が少ないため、親ないし親戚にお金や物など頼ることが多いことにあると思う。
でもこれは、相互的なもので、言い換えればお互い様、である。
そして、頼った後は何かしらの形でお返しをする。

もっと広げて言えば親や親戚だけじゃなく近所や他人にも頼ることがある。
(ここでもの頼るはどっちかって言うと頼む「たのむ」)
ex) 小銭が無い時に両替を頼む、タバコの火を貸してもらう など

日本人的感覚でいうと・・・うざい、自分でしろ(以前私が感じたこと
フィリピン的感覚で言うと・・・いいよー(気軽にokする

どうしても自立が厳しい、生活が苦しいことで、誰かを頼る。
頼らざるをえない、というよりは
頼ることが当たり前(少し大げさに言えば
もちろん甘えることと頼ることは違うけど

仕事を求めて遠出する人も最近は増えているが、でもまだコミュニティでは親戚とか兄妹とかご近所に住んでいるということが多い。日本はちょっと遠いかな。大学で家はなれる人や、大阪東京で就職する人は、なかなか実家に帰れないだろうし

もちろん田舎にいるおじいちゃんとかはフィリピン人みたいな感覚で、
都会に住むわりと裕福なフィリピン人は日本人みたいかもしれないけれど。

こんな感じの頼る頼られる関係が、フィリピンでは見られる。そしてその関係が、湯浅さんの記事にあった縁ある社会を形成する。
無縁社会と貧困問題は根っこの部分でつながっているらしいけど、フィリピンは貧困だから縁を作っていく。もちろん、日本の貧困問題とフィリピンの貧困問題は性質がだいぶ違う。勉強してないから分からんけど。

でも、今の日本はネットのニュース見る限り暗いニュースが多いなって思う。自殺やら殺人やら、就活やら経済やら、日本のプロパガンダもっと前向きになって欲しい笑

自殺やらいじめやら殺傷事件やら、たぶんいろんな背景があるんだと思うけど、今の日本の「無縁」と「貧困」が織り成す社会は、この先不安で一杯である。

法律や保護など制度的な面も大事だけど、個人個人の縁を大切にする、広げていく、頼ってみる、頼られる、ご近所さんにおすそ分けする、実家に帰ってみる、兄妹に連絡入れてみるなど、個人のネットワークを見直すことでだいぶ楽になるのかなと考える。

昔の日本にみたいな。今の日本は経済発展もういいんじゃない?疲れるだけでしょ。って社会に出てない若造が言ったらきっと社会の先輩に怒られる。

書きたいことはいっぱいあるけど、ひとまず日本に帰ったらいろんな人に会いに行こう。家族団らんで過ごしたいものです。

みなさんも年末年始に実家に帰った時、ゆっくりじっくり家族や両親との時間を過ごしてはどうでしょうか。

1 件のコメント:

  1. 考えさせられました。
    私も、お正月に家族や親せきの大事さを、すごく感じたんだー。大事にしたいなって思ったよ。

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