2010年11月4日木曜日

日本人とフィリピン人

最近はラントンというコミュニティに毎日通っています。そこにはモロ女性センターが運営している小さなデイケア(幼稚園)があって、現在その拡張工事中でお手伝いをさせてもらっています。

単純に水運んだりセメント運んだりといった簡単なことしかしていませんが、毎日ラントンの人と話したり遊んだりしています。1~2歳くらいの子から好かれたり、15歳くらいの男の子と下ネタの話したり(あっちから勝手に話を振ってきます)大人たちと仕事がないないと話したりしています。

そしてその中で考えるのが私とフィリピン人の違いです。私=日本人一般ではないですが、私の経験から日本人とフィリピン人の習慣の違いを見てみたいと思います。

それとフィリピン人としているのはコミュニティの人としたほうが当てはまると思います。

彼らは子どもの時からたくましいです。家事を手伝います。外で遊びます。生活をするために仕事の手伝い、もしくは仕事をします。勉強はとりあえずおいときます。

そんな生活を毎日していく内に、特に男の子は重いものを運んだり木を切ったりココナッツの木に登ったり飛んだりはねたりしながら、筋肉がついていき習慣的にものすごく器用で力強いです。

今工事を手伝ってくれている人も子どもも泊まっている家のお父さんも屈強で驚く一方、私にそのような能力がほとんど無いことに人種として弱さを感じます。

日本の生活は身の回りに便利なものだらけで不自由することが余りありません。ゲームや携帯電話、家具家電、スイッチひとつで楽チン生活、電話ひとつでトラブル解消。

フィリピンではそんな便利な生活は難しいことこの上ないです。便利さが難しいから、その分自分たちで多くのことをしなければなりません。しかし自分たちの手で毎日いろいろやっていくことで、器用になり腕が太くなり屈強な人種になるんだと思います。

日本での21年の生活をふりかえって、自分が便利すぎる環境でぬくぬくと育っていったのを実感します。


話は少し変わりますが、工事とは関係なく今日テントを運んでいたら重かったのと雨で地面がぬかるんでいたのでテントの脚が足にぶつかり足首を切ってしまいました。血がだらだら出て傷口から白いなにかが見え痛かったですが、近くのおじちゃんの応急処置といっぱい人が集まってきたので思ったことがいくつかあります。

ぬくぬく育ってきた私はあっけなく怪我をしたこと
(きっと彼らは本能的に怪我なんかしないだろうな)

適切かどうかはさておき応急処置がすばやいこと
(怪我したって対処法を熟知している、怪我なんかよくある)

怪我、手当てを通してコミュニティの人とまたひとつ近づいたこと
(そこの人とどれだけ出来事を共有していきたい、迷惑をかけていきたい)

応急処置が思い切ってたこと
(応急処置にコーヒーの粉は傷口に正解なのか?)



毎日コミュニティに行っている内に、フィリピンの気質、人柄、習慣など習得できるように足を治してまたラントンを楽しみたいと思います。

1 件のコメント:

  1. もう治ったのかな。大丈夫?

    「迷惑かけていきたい」っていう言葉が、いいなーって思ったよ。
    コーヒーの粉って斬新やねw

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